帷(とばり)の部屋

帷の部屋|宇宙と意識の狭間で存在を見つめる思索空間【裏みっしょん】 帷(とばり)の部屋

「帷(とばり)の部屋」は、宇宙と意識のあわいを見つめる場所。
星々の沈黙の中で、人間の意識はどこまで広がるのか。
我々は宇宙を観測しているのか、それとも宇宙が我々を観測しているのか──。
見る者と見られる者、その境界を超えて、存在の意味を問う。

帷(とばり)の部屋

人間は宇宙を見ているのか、それとも宇宙が人間を見ているのか

見る者と見られるもの夜空を見上げるとき、私たちは「宇宙を見ている」と思っている。だが本当にそうなのだろうか。星々の光は何十億年も前の過去から届いている。私たちが見ているのは、すでに“存在しない宇宙の姿”かもしれない。つまり、宇宙を見ているつ...
帷(とばり)の部屋

宇宙はなぜ存在するのか ─ 何もない“無”が“有”を生んだ理由

「何もない」とは、本当に何もないのか夜空を見上げるたびに思う。なぜ、私たちはこの“何か”の中にいるのだろう。なぜ、世界は存在しているのだろう。この問いは、哲学の始まりにして終わりのないテーマだ。古代ギリシャの哲学者パルメニデスは「無から有は...